1.うちの子は、視覚優位?聴覚優位?


視覚での情報収集が苦手な子は、
譜面を覚えたり、読んだりするのも
苦手なことが多いものです。

(その反対に、歌を覚えたり
音程を正確に歌うのが得意だったりします。)


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簡単バージョンの別れの曲ですが、
2段目の音と運指が、バイエル初心者には難しいようです。




2.効率の悪い練習方法


この曲を弾いている時、2段目が弾けないのに
そこでつまると、また最初から弾き始めます。

それでは時間のロスなので、2段目だけやるように
伝えると、「どうやったらいいかわからない。」
「最初からじゃないとできない。」
という答えが返ってきました。



3.弾けるところは隠す


そんな時は、出来る所を隠し、
やってほしいところだけ見えるようにします。


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もう使わなくなった紙を、セロテープで
簡単に止めただけですが、

こんな風にすると、スッキリする、少ない、
と、心理的効果も働くのか、
「わからない。」「むずかしい。」
と言わなくなり、何度もトライできて、
すぐ弾けるようになりました。



・難しい=音の名前と指番号が複雑だ
・難しい=できないと思い込む
・難しい=やる気が起こらない
・難しい=量が多いなあ~


など、子どもはボキャブラリーが少ないので、
本当の理由をうまく説明できないことが多く、
状況によって判断しつつ、声をかけたり
次の手を考えないといけません。




4.見え方や聴こえ方には、個人差があります。


「なぜできないの?」と思う前に、
視覚的にどうなのか?
(もしくは、やる気の出る量なのか?)
工夫してあげると、上手く行くことが多いです。




5.ピアノだけじゃなく、算数や国語などの学習にも
使えます。ぜひ、試してみてください。




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20問の計算が多く感じて嫌になるようなら、
プリントを集中できそうな量で折って、
短時間でも、休憩をはさみながら
させてみるのも効果大です。

その方が正解率も上がります。


あせらず、少しづつ量を増やし、
時間も延長しつつ、速く、正確に、へ導いていきます。