うみちゃんの書く詞は、とても共感性が高く、
年齢の近い子たちはもちろん、大人でも
そうそう、そうだったって共感できます。

まず自分の想いに正直に、取り繕うことなく、
思い通りの言葉を並べることは、
とても大切なことです。


この日のレッスンでは「自由」をテーマに
書いてきてくれていました。

大人になったら、もっと時間に縛られずに
好きなことができる気がする。
早く大人になりたいなぁ~
友達とのおしゃべりもダメって言われないし
(何かあったんでしょうか?(笑)

イントロの所で、インパクトの強いサビの詞を
書いているのが腕を上げてるな、って感じで、思わず、
「私もそうだった同じこと思ってたよ。」って
言いました。本当に、昨日のことのように思い出しました。
私も、いろんな決まりの多い学校生活を窮屈に感じていました。

特に今の時期は、ソーシャルディスタンスをうるさく言われるので、
子どもたちも緊張しながら学校生活を送っているはずです。

そんな毎日から、思わず浮かんだ言葉かも?しれません。


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さて、ここからが今日の勉強です。


「自由」って何?

少し哲学的ですが(笑)
いろいろ考えてみました。


眠いのに朝起きて学校に行きたくない。
宿題やりたくない。
友だちと楽しく好きに話したい。
決まりがいっぱいの毎日はいやだ。
大人は自由そうだなあ~
いいなあ~早く大人になって自由な時間、
自分で好きにできる時間を手に入れたいな。
・・・
私が子どもの頃、よく思っていたことです。

時代が変わっても、そこら辺は同じなんですね。

きっとこんな風に考えてる子は多いと思います。



さあ、でも、ここで終わらせてしまうと
「視点をずらして想像する」ができません。

作詞のために、角度を変える、を学びます。


「もし、今、入院してたら、その子にとっての
自由って何だと思う?」

「ナンシーちゃんの妹は、水を飲んで命を
落としました。ってCMあるけど、
ナンシーちゃんにとっての自由って何だと思う?」


退院すること。学校へ行くこと。友達と遊ぶこと。

きれいな水を飲むこと。ご飯をお腹いっぱい食べること。


そうだよね。


こんな風に視点をずらすと(相手の立場で考えると)
(広い世界に思いを馳せると)
自由の定義なんて、人それぞれだということが
わかります。


詞を書く時、視点を変えて、様々な角度から考察できる力は、
良い作品を作る元になっていきます。
自分と同じ立場じゃなくても、
「あ~そうだな。」と、
第三者の潜在的な共感を呼び起こすことも
テクニックのひとつです。

大きなテーマにしてしまうこと。
比喩表現や「もし~なら」という例えなども
効果的です。


では、自由がテーマの有名な歌詞を2つ
ご紹介しておきます。


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ひこうき雲

作詞:荒井由実
作曲:荒井由実

白い坂道が 空まで続いていた
ゆらゆらかげろうが あの子を包む
誰も気づかず ただひとり
あの子は 昇っていく
何もおそれない そして舞い上がる

空に 憧れて 空を かけてゆく
あの子の命は ひこうき雲

高いあの窓で あの子は死ぬ前も
空を見ていたの 今はわからない
ほかの人には わからない
あまりにも 若すぎたと
ただ思うだけ けれどしあわせ

空に 憧れて 空を かけてゆく
あの子の命は ひこうき雲

空に 憧れて 空を かけてゆく
あの子の命は ひこうき雲






翼をください




【作詞】山上路夫
【作曲】村井邦彦


1.いま私の願いごとが
  かなうならば翼がほしい
  この背中に鳥のように
  白い翼つけてください
   この大空に翼をひろげ
   飛んで行きたいよ
   悲しみのない自由な空へ
   翼はためかせ
   行きたい

2.いま富とか名誉ならば
  いらないけど翼がほしい
  子どものとき夢みたこと
  今も同じ夢に見ている
   この大空に翼をひろげ
   飛んで行きたいよ
   悲しみのない自由な空へ
   翼はためかせ

    この大空に翼をひろげ
    飛んで行きたいよ
    悲しみのない自由な空へ
    翼はためかせ
    行きたい