止みません雨が・・

でも涼しくて、朝晩は少し寒いくらいで快適
もう少しで梅雨も明けるだろうけど、
暑くなるぞー覚悟だわ



どんな音がするかな?⇩

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さて今日は、表現力をつけるためのちょっとした
(でも高度な)技を紹介します。

ピアノ初心者は、ミスなく弾ければ丸になると
ほぼ全員思っていますが、
(それでいいのです。とっても大切なこと。)

だんだんレベルが上がるにつれて、
表現力をつけることが、大きく演奏の仕上がりを
左右することになってきます。

fやpはもちろん、cresc.やdim.は難しいですね。
でも大きい小さい、だんだん大きく、強く弱くは、
言葉としては伝わりやすく、
初心者もイメージしやすいと思います。


次のステップは、メロディを前に出し響かせ、
(メロディを歌う。とピアノの先生はよく言う。)
柔らかくレガートで演奏して聴かせるには
どうすればいいか?という所に進みます。

ピアノ曲はだいたい右手、左手のどちらかがメロディで、
どちらかが伴奏になっています。


バイエル後半あたりから、「歌って
「歌うように弾いて」と伝えることが増えてきます。

横で先生に「メロディの右手を歌って」と言われると、
目立たせて弾くことでもあるので、
メロディの方の手の音を大きくしようとしますが、
つられて反対側の手も大きくなることがよくあります。

なので、この指示よりも、
「右手は右耳で聴いて。左手は左耳で聞いて。」

と伝えると、ほぼ、みんなメロディを浮かび上がらせ、
場合によってはレガートが美しくなり、
いわゆる「歌える」ようになります。

実際には、右手を右耳で聴いているのではなく、
聴こうとしている、が正解だと思いますが、
自分の演奏に耳を傾けることの効果は大きく、
丁寧に弾くことができるようになります。

上級者になっても同じです。


例えばこの曲⇩

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鍵盤の上をすばやく移動しなければいけませんが、
ただ動かすことに夢中になってしまうと、
勢いだけの仕上がりになってしまいます。



例えばここは、レ~ソ~ミ~ド~と、
右手を歌ってほしいので、右耳で聴こうとする。

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これだけで、グンときれいな音で弾けるようになります。


右手は右耳で。
左手は左耳で。

みなさんもやってみてください。