高い↔低い

背が高い低いや、
温度の高い低いなど、
使い方は様々。

ピアノには、音の高い低いがあります。

長い↔短い
にも、ピアノには音の長さ、短さを
音符で表したり弾いたりして表現します。

上がる↔下がる

も、音が上がるのと、坂道を上がるのとは
違います。気持ちの上がり下がりのように、
形に見えないものにも使います。

音の強い弱い、大きい小さいも、
子どもたちが日常で触れている形の大きさや
力が強い弱いとは違います。

音楽に特化した言葉の表現です。

ずっとピアノを続けていくうちに、
なんとなく理解できてくるものですが、

時にはこの違いをピックアップして
レッスンの中に取り入れていく方がいいと
判断する子もいます。

長年の経験から、私は音楽と言語には
強い結びつきがあると感じています。



例えば、「右手の4の指で高い音を弾いて。」
という指示を出します。

まず左右で混乱することがあります。
4が2になったりします。

左手で高い音という指示を出すと、
左手はいつも低い音を弾いているので、
先入観から、高い音へ切り替えられないこともあります。

ワーキングメモリーをつけるためにも、
指示を3つ重ねながら、取り組んでいきます。

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もう少し慣れてきたら、

1.高くて
2.弱くて
3.短い音

1.強くて
2.低くて
3.長い音

のように、言葉を組み合わせていきます。

まず1.を記憶しつつ、高い方か低い方へ移動。
あとの2.3.は一度に思い出しながら音を出します。

わかり難い時は、読みながらでもOKなので、
紙に書いて渡します。

小さい子や、ピアノを始めたばかりの子は
少し難しいセッションだと思います。

イメージとしたら、こんな感じ↓

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