発達障害の有る無しにかかわらず、
すんなりバイエルのスタートが切れる子どもと、
始めるまでに時間のかかる子、

始めてもなかなか前に進まない子も
そこそこスムーズに進む子もいます。


ピアノレッスンは、ひとりずつの持つ能力や特性を
わかりやすく教えてくれるツールでもあると
いろんな子どもたちを見てきて、心底感じています。


ただ、やはり練習を重ねる子に勝るものはありません。



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あと一年で就学です。
まだ双方向のやりとりはできません。

ずっと歌を歌っていたり、ひとり言が多いので、
なかなか指示で動いてくれるところまでは行きません。

いつも楽しそうに、そして悲しそうに、
(時おり急に泣き出したりするので)
どこか別の世界へ行ってしまっているかのような
印象も受けます。

たぶん・・という想像でしか、
気持ちを推し量れない時もよくあります。

知識を持っていても、字が読めても、
表現する(伝える)ことがうまくできないのは、
本人もしんどいだろうなあ。。

だから余計に伝えようとすることから
離れていくのかもしれないな、
と思ったりもします。

喜びも悲しみも、一般的に笑う、泣くということとは
違うのではないかと思ったりもします。
が、全て憶測の範囲です。


多すぎる課題に対して、どこから取り組んでいいか?
迷いましたが、やはり一つずつ、こつこつと
穴埋めをしていくのが早いように思います。

今は〇を正確に書くことと、季節を通した経験を
多く積んでもらうことが目的です。
ドを右手の2の指で弾くにも取り組んでいます。
3つ指示が重なっています。

私の問いかけを理解して、上手くできなくてもいいので、
指示で動けることも目的です

ご両親にとっては、一日一日が勝負です。
でも、努力は必ず実ります。




先日は何か話していたので、
相槌をうって、それで?そうなの?
と、答えてみました。

そうすると、言葉に近いものが出てきたように
感じました。
私と目が合って、何かいっしょうけんめい
話してくれているように感じました。



私の役目は、
ピアノ演奏ができるようになる、
という目的から、
生きていく力をつける方法を探り、
そのきっかけを見つけ、
いろいろと試しながら進んでいくことなのです。

自分で持っている力を、
引き出す方法を、見つけてあげることなのです。

定型発達の子どもたちと同じやり方では、
力を発揮する術がないのです。



またここで、ささやかでも嬉しい報告ができること。

これが私の、今の私への目的です。