だいたい毎年、
Melodical Time2ヶ月くらい前になると、

出演者のみんなほとんど
ひと通り弾けたり
歌えるようになったりするので、

少~し気が抜けたような、
ホッとしたような、
あまり進歩のない
中だるみの状態になります。

私はこれを
「ひと通り現象」と呼ぶことにしました


間違えないで最後まで弾くことは
曲の完成ではありません。

ここからが仕上げに向けたスタートなのです。

私にどんな表現方法を指示されても、
乱れずに習得しなければいけません。

そのためには、うんと弾き込んでおかないと
弾くことだけに夢中になってる時期は、
次の段階に進めないのです。

私の指示が入らないのです。


まずは、速い遅い、テンポキープ。
強い弱いのダイナミクス、

軽く切って、重くしっかりと、
歌うように、気持ちを切り替えて、
集中し直して・・


た~くさんの表現方法があります。



舞台で100%の力を出すためには、
120.130と、やっておかなくては
本番は誰でも緊張します。

緊張はいいことでもあります。
ピンと糸が張りつめたような音も、
私は好きです。

でも「これだけやったんだから
あとは何があっても、いいや。
がんばったもん!」

て、納得して出演したのと、
そうじゃないのとでは、

舞台で同じ万が一のミスがあっても、
後の気持ちも違うし、やってきたことは
お客さんにはしっかり伝わるのです。


緊張しないうまい方法なんてありません。
でも、いっこだけあります。
練習しまくることです。

受験勉強と同じです。
不安だから、合格したいから、
試験前はみんな必死になって勉強します。
何度も繰り返し覚えようと努力します。


ただ受験は試験日が来たら
必ず終わります。

でも音楽の勉強は一生続きます。

続けてほしいと私は願っています。

自分としっかり向き合って、
誰でもない自分と戦えるようになる、

それが継続するということなのだと
思います。

そんなメンタルの強い子どもたちを
育てたいと思っています。

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