今でこそ、だいぶ経験を重ねてきましたが、
それでも自閉症スペクトラムの子どもたちの
枠にはまらない多様性への出会いには、
驚くことがたくさんあります。


もし・・という仮定の話は
あまり好きじゃないのですが、

もし今、けいくんが小4だったら、
もっと違った形で指導&支援ができたかも?
しれません。できなかったかもしれません。
それはわからないのですが・・

けいくんと出会った頃は、まだまだ、
自分は発達障害の子ども達と
音楽でどう向き合っていこうか?
私は支援者なのか?指導者なのか?
迷っていた時期でもありました。

とにかく、あっという間に過ぎた
15年だったなあ~という感覚です


☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆

さて、ここへ来て、25歳になったけいくんに、
何か今後の生活や、特にピアノ演奏に
プラスになることはないものかと
ずっと考えていました。
長いこと来てくれてるのに、
大したことしてあげられなかったので・・

レパートリーも増えた今、
何か音楽で活躍のできる場所を
提供してあげたいと考えていました。

・・・・・

って思いながら数ヶ月、ご縁があって
重度肢体不自由児の子どもたちに、
ボランティアで演奏をさせていただく
お話と出会いました。

わーい

ずっと想い続けることは祈りと同じで、
それが必要であれば、必ず与えられる、
叶えられる、ということが私にはよく起きます。




偶然はないので、きっと神さまが
今回はステキな方との出会いを
私に与えてくださったと信じています
よかったー


本人に確認すると、
「やります!」という返事だったので、
早速自分で企画するように話しました。


普段の生活を見ていると、自分から何か
新しいことを始めようとするのは苦手?
なのかな?
慣れたリズムでの生活の方が
心地よいのかも?とも感じていました。

なので、大きく前進してもらいたいっ!
私の願いです。

誰かの指示ではなく、自分で弾ける曲を
ピックアップして30分の演奏にまとめる、
子どもが聴いても喜ぶ曲を混ぜること、
などの指示をして、
あとは自分で作ってもらいました。

その場にいる自分、聞いてくれる人を
イメージして作ります。
それから練習です。
今回の私は、支援者60%指導者40%
な感覚でした。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

そして先週末、施設にお伺いしてきました。
施設名は出せませんが、
とても大きな立派な施設です。
初回だけ、打ち合わせも兼ねて
私も付き添いました。

ボランテイアで高機能自閉症の青年を
受け入れることは、施設の先生方も
初めてで、
不安を感じられながらも
前向きに会議などでご検討くださり、
私は全て正直にお話をして、
大変無理を申しました。m(_ _)m

本当に快くお引き受けいただいて、
ありがとうございました。
心から感謝しています。


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この日の観客は2歳の脳性麻痺の女の子。
ニコニコとよく笑います。
クラシックが好きなんだそうです。

もうひとりはバギーに座った3歳の男の子。
小さかったので思わず「1歳ですか?」と
たずねてしまいました。ごめんね、ぼく・・

喃語のようなものを「うーうーあーあー」と
私の手を蹴りながら話してくれました。
なんか、会話が成立するの

付き添いをされている先生が、
「今日は特によくしゃべります!」とおっしゃって
くださいましたが、
たぶん、聞きなれない声と環境と、
うるせーおばはん来とるって、
思ってたかも・・?ね?ごめんね

そして施設の先生方が7人も来てくださいました。
ありがとうございました。

全員の写真が撮れないのが本当に残念でした。

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この日の曲は
1、over the rainbow
2、月光
3、小さな世界
4、トロイメライ
5、風の通り道
6、あわてんぼうのサンタクロース

MCも、当日その場で打ち合わせを
しただけですが、上手に話せました。
さすが発表会で場数踏んでるだけあるわ



先生方の温かな人柄と、
重度の子ども達と日々、愛情いっぱいで
真剣に向き合っている気持ちが、
けいくんのピアノといっしょに伝わってきて、
そこだけ違う世界に飛び込んだような
柔らかな空間でした。

私は何に感動したのか
涙が出てきて・・

いつものように、
癒すつもりが癒され、
支援のつもりが心を洗われる
時間になりました。

子どもたち、喜んでくれてるといいな



さて、私が初めて、無謀にも
発達障害の子どもたちの発表会を
スタートした頃から、
けいくんは出演してくれています。

カミングアウトが難しい方もたくさん
いらっしゃる中で、高機能自閉症の彼は、
開拓者的存在でがんばってきてくれました。

そして今回、さらにけいくんは、
支援される人から、支援する側へ
シフトして演奏をしました。

謙虚な気持ちで臨むこと、
私がゆったのはそれだけでした。



新しい試みが、またスタートしました。
メロディアの発達障害の子どもたち、
そして定型発達の子どもたちも、
どんどん腕を磨いて、ボランティアに
参加してほしいと願っています。

ピアノも歌の子どもたちもみんなね

お年寄りの方も入居されています。
カワイイ子どもたちが来たら、
どんなに喜ばれることでしょう。

音楽じゃなくてもいいんです。
自分の得意なこと、
がんばってやってきたことが、
誰かの喜ぶ顔になる♪♪ヽ(´ ∀`

人は、誰かを幸せな気持ちにした時に、
いちばん幸福感と充実感を
感じるのではないかと思います。
それが生かし合うということだと思います。

まさにメロディアの
音楽で幸せになる!幸せにする!

この一歩を踏み出した朝でした。