さまざまな障害を持つ子どもたちがピアノを習いに来るようになったとき,
それぞれの症状に対し医学的な知識を得ることはもちろん
音楽療法とソーシャルワークの勉強をする機会にも恵まれました。

特に,子どもから発信されること全てに何故か?を自分自身に問いかけること,
「許容」ではなく,丸ごと相手を受け入れる「受容」でなくてはならないこと,
この二つの気づきは,今でもレッスンをする上で大切な私のコンセプトになっています。


ただ,「ピアノを弾く」ということが子どもたちの夢だったので,
現実に即,レッスンに役立つツールが必要でした。

中でも一番私が悩んだのは,
「最低限,何ができればピアノが弾けるようになるのだろう?」
という,ごく単純なことでした。
健常の子どもたちだけを教えていたのでは,意識にすらものぼらないことでした。

広く知られている数多くの検査もピッタリ来るものがなく,時間はかかりましたが
オリジナルのチェックリストを作りました。
全部で65項目あります。

P1010065

できる限り短期間で子どもたちを理解することができるよう
初めてのレッスン時にお母さまに書き込んでいただきます。

今のレベルを大体把握すると同時に,このチェックリストそのものが
目標設定や成長段階の指針になったりします。

これは使い始めてもう7,8年になりますが,レッスンに大変役立っています。





メロディアは徳島県徳島市で
子どもから大人までのピアノレッスン・作詞作曲レッスン・
発達障害児のためのピアノレッスンをしています。

メロディアホームページ
http://www.melodia-web.com

∮メロディアメールアドレス
melodia@krc.biglobe.ne.jp

川原 潤子フェイスブック
https://www.facebook.com