こうくんが初めてメロディアに来てくれた日・・。

こうくん⇒私に背中を向けて腕組みして
あぐらをかいて床に座り込み

お母さん⇒どうにかしてピアノを弾いてもらいたい

私⇒



・・的な、かなり頑固だと聞いていたので、
たまーに出会う想定内の光景になりました。


さあーてとっ
やるかっ


ここでまず優先すべきは、お母さんの気持ちです。
どんな展開になっても、ピアノをスタートさせたいのかどうか。

お母さんに了承を得て、泣くかもしれないけど最初が肝心なこと。
最初は許されて、2回目に違う対応をされたら子どもは混乱すること。
・・などなどお話して、
こうくんには、メロディアに来たらちゃんと座ること、
私の話をよく聞くこと、立ってウロウロしないこと、
そうじゃないとピアノも弾けるようにならないし、
お勉強もできるようにならないこと・・などを話して、少し厳しく叱りました。

よそのおうちに来て、ご挨拶もしないで知らん顔は失礼です!と
はっきり伝えました。
(こ、コワかったあ~) あははは


ホントは叱りたくない。
子どももかわいそうだし、自分も辛くなる。
でも叱れない先生もダメだと思う。
それでは結局、子どもは何もできるようにはならない。
ずっとひとつのことを長く続けていくためには、
お互いに尊重し合える関係を作って行くことがとても大切です。

でも叱りっぱなしはダメです。
なぜ叱られたのか、どうしていくことが良いことなのか、
ちゃーんとわかるまで説明します。
子どもたちは、みんな納得してくれます。

音楽だけじゃなく、
マナーも集中力も思いやる心も身につけてほしいメロディアだもんね。
ゴメンね、こうくん。
・・でも、こんな風に涙を流すのは、心を一度洗うことになるのです。


号泣しました

そして、「ボクはいい子じゃないもん。〇〇で、いい子じゃない、って
言われたもん。」と言いながら、泣きました。
私は「違うよ、それはその先生が間違えたんだよ。
こうくんはとてもいい子だよ。」と言うと、今度は私に抱きついて、また泣きました。

しばらく泣き止むのを待ちました。
だいぶ泣いてスッキリしたのか、笑顔が戻ってきました。
そして、お母さんにも諭されて椅子に座りました。


よっしゃーっ

さあ、これでスタートが切れるのです。

こうくんには、私の真剣さが伝わった手ごたえがありました。
その日はいろんな体験レッスンをしてサヨナラしました。

そして次に会ったこうくんは、とても素直で最初とは別人でした。
いえ、これが本来のこうくんなんですね。

ピアノとお勉強がスタートしました。
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できることと出来ないことにデコボコの差はありますが、
小さい頃から始めていたので、プリントでの学習は得意です。
数量、構成、比較、推理・・などなどこなしていきました。

今はひらがなを読むことに力を入れています。
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鉛筆の持ち方も少しあやふやだったのですが、
自分で意識して、きれいに持とうとしています。

子どもが自分で直そうとし始めると早いです。
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色塗りは得意じゃないと聞いていましたが、
きれいにひとつずつ分けて塗れます。
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これは4コマのお話になっている絵のひとつです。
熱心に、しかも「何色にする?あのね、これね、、」って
いっぱいお話しながら塗れます。
Good
ピアノも歌も、くり返しの練習もがんばれます。

ホントに同じ子?
時間をフルに使い、机とピアノの間を
何度も素直に移動できるようになりました。
しんどくても飽きてきても、がんばろうとしてる気持ちが
伝わってきます。順応性が芽生えてきています。

指示に従えないのか?従いたくないのか?
それはなぜか?
もしくは指示そのものが理解できないのか?
この辺を見極めることも大切です。

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ちょっと休憩でこんな笑顔もでるようになりました
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お母さんの書いてくださったレッスンノートです。
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「メロディアに行きだしてから、メロディアではしなくてはいけない、
ここではワガママもかんしゃくも通らないという事がわかってきた。
がまんするということ。
メロディアに行く日はかんしゃくが少ない。
親としても、短期でこれだけの成長が身近に見れてとてもうれしい。」

こんな風に書いてくださっていました。
大変大変、恐縮です。

帰りのお片づけもできます。
いろいろできるんだ。
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やんなきゃボク。
見てるとそんな声が聞こえる気がします
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でも、これはおうちで、お母さんが何度もこうくんに話してくれた
その成果なのです。
来る前も話してくれています。
メロディアではちゃんとがんばること

それから、宿題も練習も、おうちでしっかりやってきてくれています。
なので、レッスンでは次へ進むことができます。
レッスン中は、私に丸ごと任せてくださっています。
お母さんの素直な一生懸命さは、子どもの素直さにつながっています。

楽譜を覚えたり練習や宿題の習慣がつくまでは、
小さい時はおうちでのお母さんのサポートなしでは
なかなか順調に進みません。

メロディアは、お母さん方がみんなおうちでも
練習や学習にとても協力してくださるので、
ホントにホントにありがたく思っています。


こうくんはいい子だよ。

どんな子どもたちとの出会いでも、まずいい子
って決めてスタートする。
まず認めることからスタートする。
こんなとこあります、困ってます・・はよく伺いますが、
お母さんは子どもたちに、ちょっとでも良くなってほしいと願っています。

それは本来はいい子だと、心の奥深くで、
実は無意識にわかってるからだと私は思います。
じゃないと、メロディアに来ないでしょう??


いつもいつもこんな風に上手くいくとは限らないけれど、
山に登るルートがひとつではないように、
いろんな方法を試みて、なるべく早く、できればなるべく楽に
子どもたちに山を登ってもらえたらな~って願っています。

まずは眉山から。(ローカルじゃのー)
次は剣山。
次は富士山。チョモランマ、エベレスト、・・
私はまだまだ六甲山くらいかなあ~?

がんばります!








メロディアは徳島県徳島市で
子どもから大人までのピアノレッスン・作詞作曲レッスン
発達障害児のためのピアノレッスンをしています。

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Music Lab Melodia 川原 潤子