今は、1歳半検診で積み木を5個積めないとダメなんだそうです。
5個も?難しそう・・・。
私のお知り合いの方の息子さんは、3歳になっても全く発語がなく、
入園しようとした幼稚園から、施設を勧められたそうです。
もう30年以上も昔の話です。
でも、この時のお父さんの言葉に感動しました。
「この子にはこの子の時間がある。」
ご両親の深い愛情の中で育たれたその方は、
今、介護福祉士さんをされています。
早いからいい。遅いからダメ。なのではないのですね
《演奏by圭くん》
[カーペンターズ 青春の輝き]
高機能自閉症と診断され、小学生からピアノを始めた圭くんも、
はや元気いっぱいの大学3年生になりました。
幼稚園の頃は、他の子どもたちと同じことができない我が子に、
お母さんは涙を流されたことも、幾度となくあったそうです。
当時はコミュニケーションの不得手を主とする問題も
(話が聞けなかったり、友だちができないなど)
いくつか抱えていました。身体が固いため、指が思うように動かない
などの症状もありました。
レッスンをしていて、1曲を弾き終わってアドバイスをしようとしても、
なかなか話を聞いてもらうことができず、
「このままでは進まない・・・」私も当時は大変悩みました。
でもあれこれとアプローチの仕方を変え、お母さんと協力し、
どうして行くことが彼にとってベストなのか毎週話し合いました。
そしてあきらめす続けていくうちに、こんなに上手くなりました。
何より本人と、それを支え続けてこられたご両親の
努力の賜物です!
私がすごいな~と思うのは、試験の前だろうがなんだろうが、
決めたことはヤル!で、決してレッスンを休まない、休ませない、
ご両親の芯の通った子育てへの姿勢です。
そしてなんと、今は彼女もいます。ステキでしょう?
わたし、すっごいうれしい\(^o^)/
∮メロディアには、
自閉症スペクトラムの子どもたちが来てくれています。
時間はかかっても、彼らは毎日少しずつ少しずつ成長しています。
どうかあきらめないで。
今と、今に続く時間と、
神さまから子どもたちに与えられた、その子でなくてはできない、
その子でなくてはならない使命を信じて、これからも子どもたちや
お母さんといっしょに、歩いていきたいと思っています。
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この子にはこの子の時間がある。
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